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2002/05/31/Fri.
▲晴れ。
▲FIFAワールドカップ開催! ということで、特に関心はないのだが早くうちに帰ってテレビをつけてみたりする。開会式の華やかさは凄かったな。閉会式、日本で盛り上がんのかな。
▲さあ、これから「フランス対セネガル戦」というところで、Hさんから電話。うちの近所のタイ料理屋バーン・リム・パーでメシを食ってるので出てこないか、という誘い。Hさんはぼくが会社勤めをしていたときの先輩で、いろいろなことを教えてもらった。Hさんは、やはり同じ会社だったSさんと男性二人でタイ料理を食いに来たらしい。セネガルが前回優勝のフランスを破るという番狂わせがあり、試合を見ていた家人からメールが入る。合流して4人で閉店まで酒を飲む。
▲HさんとSさんは百人町屋台村目当てで大久保まで来たらしいのだが、あいにく屋台村はリニューアル中で6月下旬までお休み。偶然、バーン・リム・パーに来たらしい。そのバーン・リム・パーでその屋台村でタイ料理屋をやっているおじさんとばったり会ってびっくり。屋台村が休みの間、バーン・リム・パーをお手伝いしているんだとか。タイ人社会のネットワークってやつなのかな。


2002/05/30/Thu.
▲晴れ。
オンライン書店bk1の中に女性向けのコーナーBOOKぶらがある。書店内書店というか。ぼくが担当しているBOOK SITEヤスケンもそんな感じ。
▲そのBOOKぶらで藤原新也さんのインタビューを、ということで、ぶらのS山さんと代官山の藤原新也さんの事務所へ。藤原さんと代官山というのはミスマッチな感じがするけれど、そのことは藤原さん自身がエッセーの中で意識したミスマッチなのだと説明している。たしかに藤原さんが中央線沿線に事務所を持っていたら……というのはいかにもすぎてつまらない感じがする。
▲インタビューの内容については2週間後くらいにBOOKぶらでお読みいただくとして、お話の中心は新刊の『空から恥が降る』をスタート地点にして、藤原さんの公式ホームページや写真のこと、デジタルと銀塩写真のことなどについて聞くことができた。藤原さんというといかにもコワモテのイメージだけれど、『空から恥が降る』ではユーモラスな一面もうかがえる。ご本人にお会いして、そのユーモアが「肉声」に近い場所から発せられたものだと感じた。
▲渋谷のブック・ファーストを冷やかしていたら、代々木駅付近の火災とやらで山手線が不通に。取材の後はたいていすごく消耗していて、今日もへとへと。私鉄、地下鉄で遠回りをして帰る気力がなく、そのうち動くだろうと喫茶店で時間をつぶしたりしていたのだが、10時を過ぎても動く様子がない。あきらめて、すし詰めの銀座線に乗り、赤坂見附で折り返し、新宿へ。総武線も動いていないので、それを口実に新宿で飲んで帰ることにする。2時に帰宅。
■ヤスケンの編集長日記! 5月28日(火)快晴


2002/05/29/Wed.
▲晴れ。
▲なんということのない一日。
▲ジュンク堂をうろついてみたり。
▲【アルカリ】にハービー・山口さんの『女王陛下のロンドン』(講談社文庫)について書く。配信は翌朝。メールマガジン【アルカリ】のお申し込みはトップページ下のフォームからどうぞ。
■ヤスケンの編集長日記! 5月27日(月)曇


2002/05/28/Tue.
▲晴れ。
トップページの写真を変更。昨年の写真だけど、季節柄(?)
▲部屋探し。内見。めんどうだけど、はじめるとどんどんいろんな部屋を見たくなってくる。今日行ったところは、となりの部屋の住人がややキチガイじみたガーデナーで部屋の前から階段まで鉢植えがひしめいている。お隣はパラノイア。ホラー映画だな。
▲「季刊クラシックカメラ」色校戻し。
▲まだまだ細々した仕事は続く。
▲恩田陸最新刊『劫尽童女』を一気読み。和田慎二のマンガ『少女鮫』を想起。もちろん、それは俺の妄想で、キングの『ファイアスターター』()方面なのかも。『劫尽童女』はあっさりしているので、ハードカバーのエンターテインメントとしては食い足りない向きもあるかも知れない。個人的には「薄い」分、恩田陸の物語づくりの妙がわかりやすく興味深かった。
■ヤスケンの編集長日記! 5月23〜26日


2002/05/27/Mon.
▲晴れのち夕立ち。
▲いつもの会議。
▲「季刊クラシックカメラ」色校チェック。
▲北京に行って来たばかりの田中長徳さんに最新北京事情など。ぼくが北京に行ったのは4,5年前なのでずいぶん変わっているんだろうなと思う。しかし、排ガスが減って青空が戻ったというのはにわかには信じがたいなあ。長徳先生となぜか旅行ライターの宮田珠己の話になる。先生、かなり気に入ったらしい。うーむ。
▲久々に【アルカリ】を書く。お題は、友人の速水喬子の処女作『ホームヘルパーは見た!』。ホームヘルパー体験記だが、鋭い視点とユーモアはなかなかのもの。メールマガジン【アルカリ】のお申し込みはトップページ下のフォームからどうぞ。


2002/05/26/Sun.
▲晴れのち雨。
▲引っ越しを考えていて、不動産屋周りなどしてみる。ネットワーク型の不動産屋では同じ物件がぐるぐる回っている。内見した物件で別の不動産屋から紹介された人たちとばったり。異様に収納が多い奇妙な物件。でも、ピンと来なくて見送る。
▲夕飯を近所のタイ料理店「タイ・トーキョー」で。顔なじみのおねえさんは熱を出してお休み。店のおじさんが「どうせ雨でお客さんもいないから」休めと言ったとか。おじさんはカメラ好きで、ニコンF3、F4、F5を持っていて、最近ニコンFM3Aを買ったという。でも時間がなくて写真を撮るヒマがないとぼやいていた。風景写真を撮るのが好きで、毎年、新宿御苑に桜を撮りに行くとか。風流な御仁。
▲「タイ・トーキョー」は六本木の「バンコク」というタイ料理店の姉妹店だと聞いて、さっそく調べてみたら、たしかにお店紹介のページにおじさんが写っている。左端の人です。「タイ・トーキョー」は大久保駅から大久保通りを中野方面に歩き、小滝橋通りを超えた左側。お客さんが少ないとぼやいていたので、宣伝しておきます。美味しいです。ただ、大久保界隈にはほかにもタイ料理店があるので、外れにあるこの店は不利なのかも。おじさんはチェンマイ出身だというので、チェンマイの変わった料理(ほかのタイ料理屋で出ないようなもの)を出してみたら? と無責任なアドバイスをしておく。近所のバーン・リム・パーは「タイ風焼き肉料理」という必殺技(おいしい)で商売繁盛している模様だからだ。おじさんは「チェンマイ料理で日本に紹介されていないものはたくさんある」と言っていた。がんばれ〜。
■ヤスケンの編集長日記! 5月22日(水)曇、のち晴


2002/05/25/Sat.
▲晴れ。
▲銀座ニコンサロンで有元伸也写真展<真昼の蛾>を見る。『西蔵より肖像』などポートレート作品が印象的な有元さんだが、今回の写真展はモノクローム、風景。町、部屋の中、水玉、桜、葉、などなど「静物」的な写真ばかり。『西蔵より肖像』のオリジナルプリントを見せていただいたときに、その見事さに感動したのだけれど、今回もモノクロ一本槍で、ロール紙を使った大作もあった。
▲会場に有元さんがいたので話を聞くと「カラーは止めました。これからはモノクロを極めたい。撮りためてきた写真を発表できてすっきりしました」と語っていた。有元さんの作品歴の中では幕間的な意味合いを持つもので、どちらかというと脇道かも知れないが、有元さんの繊細さが伝わってくる良い写真展だと思った。「ため息」のような優しさを感じた。
▲仕事を終えてから、オールナイト上映の映画『突入せよ! あさま山荘事件』を見に行く。期待したほどではなかった。思想的にではなく、ポリティカル・サスペンスとしての緊迫感、活劇としてのカタルシスを期待していたのだが、いずれも中途半端。原田眞人監督の映画的テクニックがいま一つふるわない。「思想的にではなく」と書いたが、やはり最後まで佐々淳行ばかりがカッコイイ(役所広司だし)というのが気になってしょうがない。右とか左とかではなく、スカッとさせて欲しかったんだけど、最後まで気になったってことは気が散ったってこと。つまりテクの敗北じゃないかと。見る方は気楽でいいなと思いつつも、不満が残った。
▲藤原新也の新刊『空から恥が降る』読了。藤原新也の公式ホームページに掲載された<トーク>を中心にまとめた本。最近、作家が公式ホームページに書いた文章がまとまって本になるケースが散見される。森博嗣が嚆矢で、近頃で目立ったのは吉本ばなな。「好き勝手に書く」というHPならではのスタンスは藤原新也のような人にはピッタリだろう。主に「9.11」の件について、はっきりとビン・ラーディンを支持すると書いている。写真が少ないのが残念。本棚から藤原新也の既刊を引っぱり出し、おさらい。


2002/05/24/Fri.
▲晴れのち夕立。
▲「季刊クラシックカメラ」色校チェック。藤沢真樹子さん、中藤毅彦さんらにチェックをお願いする。今回登場していただく新人写真家、藤沢真樹子さんのキューバ写真、いい感じのページになった。
▲遅れまくっている懸案の仕事の打ち合わせに九段下へ。いろんな意味で申し訳ない気持ちになる。
▲表参道にブツの返却へ。渋谷東急東横店で開かれている中古カメラ市をかすめて、新大久保へ帰る。今日は飲み会。男子3名と駅近くの東南アジア屋台料理「富翁」→大久保駅近く、地下にあるおふくろの店「S」へ。この世ならざる饗宴を目の当たりに。世間は広い、というか文字通り「深い」というべきか。
■<ヤスケン>特集★しりあがり寿の世界
■ヤスケンの編集長日記! 5月20日〜21日


2002/05/23/Thu.
▲曇り。
▲「季刊クラシックカメラ」の色校出校。柴田三雄事務所へ色校を持ってうかがう。ベッサIIのカラー・ヘリアーの写りについてなど、いつもながら楽しいお話。
▲表参道スパイラル・ガーデンで蜷川実花写真展<Like a peach>を見る。アクリルに似た特大フィルムにプリントされた原色の女の子写真。蜷川ワールドに引っ張り込まれた女性たちが、生き生きと少女を演じている。蜷川実花の写真にはなんとなく距離を感じてしまうのだけど、アサインメントの仕事を自分テイストでこなしているところはさすがだと思う。同名の写真集が発売中。
▲本屋で80年代後半の「フェミニズム・ブーム」を引っ張った論客二人(上野千鶴子・小倉千加子)による対談本『ザ・フェミニズム』(筑摩書房)を気まぐれに買ってみる。
▲ぼくが大学時代に周りの女友だちは上野千鶴子を読んでいた。フェミニズムは男性であるぼくにとって、世界を見る視点の「ずらし方」が面白かった。その後『カウンセラーになろう!』を書いたときにフェミニスト・カウンセラーの先駆者、河野貴代美さんに取材する際、あらためてフェミニズムの歴史を調べ、こちらも興味深かった。
▲フェミニズムは思想的潮流の一つとして面白いと思って読んでいたし、保守系の人たちとの意見のぶつけ合いも興味深く見てきた。だけど、本書には戸惑った。この二人の言っていることのほとんどがピンと来ないからだ。発言の一つひとつが、自分と関係のない世界に生きている人のそれという感じ。まったくわからないな、と感じるのは自分がおかしいのか? 彼女たちがおかしいのか? と素朴な疑問。ただ「フェミニスト」を自称、あるいは他称する人たちの意識がてんでバラバラだということのみ、よくわかった、という感じ。あと、口げんかしたら100%負けるな、というのは間違いないな、と(笑)。


2002/05/22/Wed.
▲曇り。
▲ひたすら原稿のリライトを続けている。ほんと、ひたすら。しかし、これがやっていくうちにどんどん面白くなってきて……あ、でも時間ないじゃん。
■ヤスケンの編集長日記! 5月18日〜19日


2002/05/21/Tue.
▲曇り。
▲ひたすら原稿のリライト。約束の日に間に合いそうもなく、暗澹。
■<ホラー>『がふいしんぢゆう』書評と岩井志麻子の世界


2002/05/20/Mon.
▲曇り。
▲いつもの会議。
▲「季刊クラシックカメラ」残りの入稿を無事終える。ふう。
■ヤスケンの編集長日記! 5月17日(金)雨


2002/05/19/Sun.
▲曇りときどき雨
▲仕事の前にちょっとだけ池袋を歩いたりする。21ミリレンズを使ってみたかったので。


2002/05/18/Sat.
▲曇り。
▲仕事の前にちょっとだけ高田馬場を歩いたりする。21ミリレンズを使ってみたかったので。
▲ハービー・山口さんの文庫新刊『女王陛下のロンドン』(講談社文庫)を一気読み。もとになった単行本『CLIMB 女王陛下のロンドン』からと、最近の文章をドッキング。写真も満載でかなりお得な一冊。文章の素朴な味わいと写真から感じ取れる優しさが見事にマッチしている。


2002/05/17/Fri.
▲雨。
▲「季刊クラシックカメラ」入稿。最終日。でも、ちょっとだけこぼしてしまう。痛恨。


2002/05/16/Thu.
▲曇り。
▲つねにすれすれのスケジュールになってしまうのはなぜ? と自問自答しつつ。
■ヤスケンの編集長日記! 5月14日(火)曇


2002/05/15/Wed.
▲曇り。
▲本格的に追いつめられている感じ。
■ヤスケンの編集長日記! 5月13日(月)曇
■ヤスケンの編集長日記! 5月12日(日)曇


2002/05/14/Tue.
▲曇り。
▲え? もう14日?
■ヤスケンの編集長日記! 5月11日(土)雨のち曇
■ヤスケンの編集長日記! 5月10日(金)雨


2002/05/13/Mon.
▲曇り。
▲今週が山(先週もそう思った)。
■ヤスケンの編集長日記! 5月7日〜9日


2002/05/12/Sun.
▲曇り。
▲仕事。


2002/05/11/Sat.
▲曇り。
▲仕事。


2002/05/10/Fri.
▲雨。
■ヤスケンの編集長日記! 5月5日〜6日
■ヤスケンの編集長日記! 5月2日〜4日


2002/05/09/Thu.
▲曇り。
■ヤスケンの編集長日記! 5月1日(水)曇


2002/05/08/Wed.
▲曇り。
■ヤスケンの編集長日記! 4月30日(火)雨
■ヤスケンの編集長日記! 4月29日(月)休日 晴


2002/05/07/Tue.
▲雨。
▲G.W.明け。
■ヤスケンの編集長日記! 4月27日(土)曇(1/3)


2002/05/06/Mon.
▲晴れ。


2002/05/06/Sun.
▲晴れ。


2002/05/04/Sat.
▲晴れ。


2002/05/03/Fri.
▲晴れ。
▲G.W.後半に入る。


2002/05/02/Thu.
▲晴れ。
▲G.W.の谷間。3日目
▲写真家の内藤正敏さん取材。「季刊クラシックカメラ」の連載「写真家とカメラの肖像」のため。使い込まれてボロボロになったニコンF+ニッコール21ミリF4。ウェストレベルファインダーに21ミリファインダーを接着したお手製のファインダーアタッチメント。プロの道具という趣。内藤さんは大学で化学を専攻したのち、出羽三山で即身仏を撮影、さらに恐山のドキュメントをものし(題して『婆バクハツ!』)、その合間を縫って高度経済成長まっただ中の東京に取材した『東京』という写真集も作っている。写真に触発されて調べ始めたという民俗学関連の論文、著書も多数あり、現在は大学で民俗学を教えてもいる。パワフルなトークに時間を忘れる。内藤さんの写真に興味のある向きは『日本の写真家 38内藤正敏』(岩波書店)をどうぞ。


2002/05/01/Wed.
▲雨。
▲G.W.の谷間。2日目
▲藤沢市片瀬山。サンダー平山さんから原稿をいただき、カメラ話など。結局、最近のカメラの話題となるとどうしてもデジタルってことに。


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