A DAY IN MY LIFE

2001年6月の日記


最新の日記
アルカリブログ

過去の日記
→2001年1月|2月|3月|4月|5月

TOPCINEMA INDEXBOOKS INDEXPROFILE


2001/06/30/Sat.
▲くもりときどき雨。
▲船戸与一の『新宿・夏の死』(文藝春秋)を読みはじめる。船戸与一を読むのは久しぶりだ。長編作家というイメージが強い船戸だが、ぼくは『緑の底の底』(徳間文庫)のような地味な中編小説も好きなのだ。しかもこの短篇集のテーマは「新宿」読まねばなるまい、というわけ。
▲散髪。新宿を徘徊。歌舞伎町のマンガ喫茶で『賭博破戒録 カイジ』『MONSTER』などの既刊をまとめて。出勤前のおねえさんたちや、夜の仕事のお兄さんたちなど、客を眺めているだけでも楽しい。


2001/06/29/Fri.
▲晴れ。暑い。
▲田原総一朗の『日本の戦争』(小学館)読了。「日本はなぜ戦争をしたのか」という、素朴かつ重要な問いの答えを探して、明治維新から日本の国際戦争を検証する。実証的かつわかりやすい。ドキュメンタリスト田原総一朗の真骨頂。
広告農場のK氏と新宿職安通り「高麗」。ここの海鮮チヂミ、メチャクチャ旨い。


2001/06/28/Thu.
▲晴れ。暑い。
▲田原総一朗の『日本の戦争』(小学館)に大興奮。おもしれえ。
▲池袋リブロで魚返一真の『妄想カメラ』(青林堂)を購入。シロウト女性をモデルに、ちょっとエッチなチラリズム的ポートレートを撮影する著者の写真集。プチエロス、とでもいいたい独特のムード。ページをめくるボクはプチ興奮。
▲フジのドラマ『ムコ殿』最終回を偶然見る。桜庭裕一郎って長瀬智也に似てるなと思っていた俺……。
▲つんく、みうらじゅんのマンガに出てきそうな顔になってきたな。


2001/06/27/Wed.
▲晴れ。夕方、激しい雨。
▲早起きしてbk1のことなど。
▲失業中の夏に冷麺に凝った。冷麺用のどんぶりまで買い、毎日のように冷麺をゆでては食っていたのだ。そのときの結論としては「盛岡冷麺」のほうが「朝鮮半島の本場冷麺」より好みだということ。以来、盛岡冷麺をうたっている店で積極的に冷麺を食べるようにしている。石焼きどんぶり くるりん亭大久保店で「ごますり冷麺」をはじめて食べた。すったごまをぶっかけて食べる盛岡風冷麺。感動。
▲さっそく、このチェーン店についてウェブで調べると居酒屋のニュートーキョーグループがやっていると知り、意外。しかし、入ってみるまでくるりん亭ではなく、「ぐるぐる亭」だと思っていた。根拠のない勘違いではなく、店内の壁にぐるぐるマークがあしらわれているのだ。また「ぐるりん亭」で検索をかけたら、二人が間違えて掲示板に「旨い」と書いていた。まちがえやすいぞ、くるりん亭。
▲午後からは「季刊クラシックカメラ」編集部。6月15日に発売されたばかりの「季刊クラシックカメラNo.12 特集オリンパス」(双葉社)に付属のハガキが返りはじめてきた。概ね好意的な評で一安心。
『JAZZジャイアンツ名盤はこれだ!』読了。ヤスケンこと安原顯さんと、寺島靖国さんの対談本。タイトルの通り、ジャズ史の巨人たちを俎上にあげての語りおろしだが、痛快。ほとんど一気に読んだ。ジャズには疎いたちだが、聴きたくなった。その秘密は歴史に残る名演奏を現代から振り返って「古くさい」などとくさし、あくまで現代から見て聴く価値があるかどうかを語っている点。加えて、各々の好き嫌いを乱暴なまでにはっきりと打ち出していることだ。それゆえ、対談の途中で意見がまっぷたつに分かれることも珍しくない。そこがまた面白い。これはかなりいいと思いますよ。いやマジで。
bk1編集会議。その後、文芸担当T氏と簡単に打ち合わせ。はい。がんばります。


2001/06/26/Tue.
▲晴れ。暑い……。
▲写真家の元田敬三さんと新宿で。
コニカプラザ。2000年度コニカフォト・プレミオ年度賞の受賞者写真展。大賞を受賞した糸崎公朗の「昆虫ツギラマ」が面白い。糸崎は1965年長野県生まれ。東京造形大学卒。1990年森田信吾とともに「非ユークリッド写真連盟」を結成、『フォトモ』で注目された。ホックニーの作品で有名な複数写真の平面構成という手法(糸崎は「ツギラマ」と呼ぶ)で、都会の虫たちの生育環境を見せる。重なり合ったピースのズレが視覚的なスリルを生む。小さくて、ダイナミックな世界という点でフォトモから一貫した作家性を感じる。フォトモとは写真を切り抜いて組み立てた立体写真である。『フォトモ』の版元工作舎フォトモ情報というページを作っている。興味のある方はご覧あれ。
新宿ニコンサロン。おおくぼひさこ写真展「HORIZON」。おおくぼは仲井戸麗市、RCサクセション、橋本 治とのコラボレーション写真集『窯変源氏』などで知られる写真家だが、この写真展では極めて私的な心象風景を映像化。写真展と同時に写真集『HORIZON』が発売されている。
bk1で打ち合わせ。夕飯食べたのは11時30分だった。新大久保光州苑でビビンパとウーロン茶。


2001/06/25/Mon.
▲くもり
『本の業界真空とびひざ蹴り』は雑誌「本の雑誌」の巻頭コラムをまとめたもの。1979年から今年までという長いスパンだ。当然、そのときどきの「状況」を反映したコラムになっておりピンとこない部分も多々。「本の雑誌」というステージではしっくりきても、単行本にまとまると、いささか座り心地の悪い文章なのではないかと思う。あまり楽しめなかった。山田英春の装丁は美事。
▲歌舞伎町の台湾料理屋「朝味」でK氏と。実家から引き上げてきた亡父のカメラコニカSで夜の歌舞伎町を撮影。軽快。韓国本場調のビア&チキンの店、雑居ビルのなかの雑貨屋兼タイ料理屋、同ベトナム料理屋、駐車場のわきの小部屋を利用した中華食材&レンタル中華ビデオ屋などを探検。収穫多し。


2001/06/24/Sun.
▲晴。ってゆーか、くもり? 蒸し暑い。
▲三多摩LOMO会定例会。荻窪太田黒公園。高円寺第十小学校。高円寺魚民。東高円寺に来たのは5年ぶり。ラーメン屋「香蘭」のことをずっと「香月」と勘違いしてたことに気づく。この街にはいろいろと思い出があって懐かしい。駅前の本屋で衝動的に永江朗『消える本、残る本』(編書房)本の雑誌編集部編著『本の業界真空とびひざ蹴り』(本の雑誌社)を購入。こういう本がちゃんと平台に出ているところに、この本屋さんの主張を感じちゃったりして。
▲プリント技術についてしっかり勉強しようと誓うも、季節はもう夏。液温20°前後なんて絶対保てない。秋までカラーで撮ろうか。



2001/06/23/Sat.
▲くもり。
▲帰省。「快速アーバン号」の中で、元「週刊文春」編集長で現「編集会議」編集長、bk1ブックナビゲーターでもある花田紀凱氏が書評を付けていた高山正之『情報鎖国・日本 新聞の犯罪』(広済堂出版)を一気に読了。産経新聞の元編集委員が書いたマスコミ批判の本。反「朝日」本だ。いわゆる産経史観による「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」などへの批判付き。こういう考え方もあるんだな……ということだが(その時代に生きていなかったので、歴史論争を読んだり聞いたりするたびに煙に巻かれたような気分になる)、「朝鮮半島における創氏改名は強制ではなかった」というのはホントっすか? と思い、ネットで検索してみるとこういうことらしい。届け出制とはいえ、8割が応じたら、そりゃ、ほとんど「強制」も同然だろう。しかし、いずれにせよ、歴史は政治的な立場からしか読み解けないということは肝に銘じたい。むろん、新聞報道もだ。
▲実家。自分の子供の頃の写真を見る。余りに無邪気な笑顔ばかりでやや愕然。母によると父が亡くなった十歳くらいから陰気な少年に変じたとのことだが大きなお世話だ。しかし、たしかに写真を見るかぎり、すごく明るい子どもだったという証言に一理ありと思う。うーむ。
高山正之『情報鎖国・日本 新聞の犯罪』(広済堂出版)を読み終えてしまったので帰りの電車の中で読む本がない。駅前のampmはなぜか半分本屋になっており、さらにほとんどが雑誌(エロコーナーも充実)。新刊書棚は売れ残ったような本ばかりで、とても新刊書店とは思えない。ブックオフの方が断然充実してるよ。困ったあげく馳星周『雪月夜』(双葉社)を。馳星周は『虚の王』(カッパノベルス)を読んで失望し、しばらくいいかなと思っていたのだが、出だし好調。さすがだ。
▲東京に戻って、新宿で映画『A.I.』を先行オールナイトで。若干期待していたのだが、結果は最悪。怒りつつ、歩いて帰宅。



2001/06/22/Fri.
▲早々に帰宅し、暗室など。



2001/06/21/Thu.
▲?
『上海ベイビー』遅々として読み進まず。生理的に合わないというか……。
▲最近、沢木耕太郎の『深夜特急』を少しづつ読み返している。ぼくは、ちょうど大学生のころに読んだので、いわば「深夜特急」世代。ハードカバーの三冊揃い、とくに、続けて出た「第一部」「第二部」は何度読んだかわからないくらい読んでいる。「第三部」がなかなか出ず、長期旅行の旅先で知り合った連中から「第三部、出た?」と聞かれることもままあった。彼らは日本を出てから半年、一年と旅を続けていたからだ。もっとも、その「第三部」には「第一部」「第二部」のような熱狂はすでになかった。旅する場所がヨーロッパだったからだろうか。「第三部」は一度しか読んでいないし、その当時、ぼくはヨーロッパへ行ったことがなかった(もしかしたらギリシアには行っていたかもしれないが)。いま、「第三部」を読むとどう感じるのか。それを楽しみに、ちびちびと毎日少しづつ「深夜特急」を読んでいる。


2001/06/20/Wed.
▲くもり時々雨? のち雨
▲目が覚めたら夕べと同じ格好だった。
▲テンション上がらず。編集長日記の「増補」の作業をはじめるも、bk1のデータベース、重すぎて挫折。なんであんなに重かったんだろう。
『東ドイツカメラの全貌』を購入。もっとも買ったのは新宿のマップカメラ。カメラの関連書に関しては充実している。パソコンショップにパソコン書が充実しているのと同じ理屈だ。クー氏はエコノミストとして著名だが、模型飛行機マニアでもあり、模型を撮影するためにはじめたカメラとレンズの世界でも『東ドイツカメラの全貌』を著している。東独カメラの歴史と代表的なカメラ、レンズを紹介した大著だ。あの見るからに多忙なエコノミストがどうやって「研究」のための時間を割いているのかと思うと恐れ入る。
文芸サイト更新。編集長ヤスケンの「最近読んだ本、これから読む本」。いつもながらものすごい読書量だ。


2001/06/19/Tue.
▲くもり時々雨?
文芸サイト更新。久々のヤスケンの編集長日記と、週1連載連載『図書新聞』天才ヤスケンの「今週のおススメ」より。と思ったら、安原編集長から「日記増補」が大量に届く。アップを延期させて明日「特別篇」としてアップすることに。
▲N氏ほかと百人町屋台村で密談。タイ、マレーシア、インドネシア、中華、フィリピン、パキスタン(インド含む)の屋台料理が堪能できる新大久保の「名所」的存在。このへんにあまり来たことがない人は、とりあえず連れていくことにしている。ほかにも旨い店は各種あるが、新大久保らしさを強烈に感じさせてくれるのはここだろう。楽しい酒。初対面の美女も混じっていたが、珍しくあがらなかった。ってゆーか、旧知の仲のごとく盛り上がる。


2001/06/18/Mon.
▲晴れ。暑い。
▲Y川氏と新宿。氏の話はいつもながら刺激的。
▲帰宅後、Y川氏に薦められた『日本の戦争』bk1で購入。24時間配送。


2001/06/17/Sun.
▲くもりのち晴
▲高幡不動。東京郊外は、せいぜい三鷹までしか知らないのでちょっと新鮮。
▲数日前から、リトル・モアから登場した新人作家、福永信の『アクロバット前夜』を読んでいる。この小説、造本に仕掛けがあり、長時間読めない──というかひどく疲れるのでちびちびとしか読めないのだ。そこで話題の『上海ベイビー』を平行して。こちらは上海の女性新鋭作家、衛慧のポルノチックな小説だとか。ぼくはこの手の風俗小説はあまり読まない方なんだけど、いちおう上海モノということで。出だしは案の定という感じだけれど。
▲思いついて、昔のビデオを引っぱり出し、「竹中直人の恋のバカンス」。ビシバシステムのふせえりが妙に若い。


2001/06/16/Sat.
▲くもり。
▲リコマチック44で試写しつつbk1へ。文芸サイトの新刊、ナビゲーターズ・チョイスの更新など。ランキングのチェック、美術サイトのナビゲーターズ・チョイスなど。
▲就職情報会社時代に知り合った「元学生」たちとの飲み会。主な話題は「なぜこの集まりに参加する人間が年々少なくなるか」と「Mくんの結婚」と「M(別人)くんはなぜ恋愛がうまくいかないか」。たぶん、来年も同じ話題になるような気がする。
▲「かぼちゃ」で最近暗室をはじめたOさんに写真を見せてもらう。赤外線フィルムで撮ったポートレートなど。スッピンのP嬢のテンションはあいかわらず。タイムスリップしたような飲み屋に連れていってもらい、徒歩で帰宅。ドン・キホーテのホトゥック屋が工事中になっていてちょっと残念。


2001/06/14/Thu.
▲終日雨。
▲なぜか毎日のように見ていたドラマ『温泉へ行こう2』最終回。温泉へ行こうFanpageなんてのがこの世の中に……。
▲某所で某氏と打ち合わせ。その後懐かしい感じの定食屋へ。Aさんはほんとにおいしいところをよく知っているなあ。
『使うローライ』でインタビューをさせていただいた写真家の渡部さとるさんからホームページ開設のお知らせをいただく。Satoru Watanabe on the webは渡部さんの写真家としての活動の紹介や写真ギャラリーはもちろん、愛用しているカメラや、写真展への感想などコラムも充実している。そうそう。渡部さんは写真集『午後の最後の日射 アジアの島へ』(Mole)を昨年出版したばかり。気持ちのいい写真集です。その一部はSatoru Watanabe on the webで見ることが出来ますよ。
▲帰宅後頭が痛いのですぐに寝る。
▲夜中に起きてメールの返事、bk1の作業など。


2001/06/13/Wed.
▲くもり夜あめ。
▲田中長徳さんと打ち合わせ。佐内正史の写真集『message』の話題なども。
▲「季刊クラシックカメラ 特集オリンパス」見本誌あがる。このときがいちばんうれしい。発売は15日。bk1に入荷するのは来週になりそう。 ▲『断鎖 Escape』を興奮しつつ読了。さっそく今日の【アルカリ】に。
▲未知の【アルカリ】読者、Hさんと重量級のメールをやりとり。読んでいる本がカブっていると単純にうれしいもんだ。
bk1写真サイト ◎金子亜矢子写真展「肝 CHIMU」を見てきた をアップ。え? もう写真展終わってるの?(汗)。ご覧になれなかった方はせめて上記の記事で雰囲気を味わって下さい。


2001/06/12/Tue.
▲くもり、ときどき小雨?
bk1メルマガ用の原稿など。
▲久々の【アルカリ】は映画『みんなのいえ』。
『断鎖 Escape』を編集部に置き忘れる。クライマックスだったのに!!。
▲暗室。ちょっといい感じ。ふふふ。
『カウンセラーになろう』データ更新の最終的なツメ。増刷出来は7月上旬予定。まだ読んでない人はこの機会にぜひ!


2001/06/11/Mon.
▲病院。
▲防衛庁出身という肩書きを持つ五条瑛の新刊『断鎖 Escape』を購入。平積みの中から「立って」いる本を買うのはリアル書店ならではの楽しみだ。出だし好調。
文芸サイトのイントロダクションをマイナーチェンジ。
▲銀座ギャラリーアートグラフ「築地仁写真展 単子 MONADE III」オープニング。大盛況。築地先生は「季刊クラシックカメラ」のレギュラー執筆者でもある。ヨーロッパの都市を12ミリという超ワイドレンズで撮影。破綻のない画面構成はさすが。写真展は19日(火)(午前10時〜午後7時)まで。祝日休み。土曜日は午後5時まで。
▲体調最悪。仮眠後、高田馬場KUPUKUPU。ここの料理を食べると生きる気力が湧いてくる。
文芸サイトのリンク切れ修正、アートヴィジュアルサイトの「ブックナビゲーターズ・チョイス」ほか。


2001/06/10/Sun.

▲くもり、夕方から土砂降り。
bk1をいじってから、二度寝。昼過ぎに起床。
定年自由人氏のHPに刺激され芦花公園こと蘆花恒春園 へ。
▲徳富蘆花の旧邸宅を中心に雑木林を残し、公園として開放している。蘆花というと『不如帰』、というか、『不如帰』以外にどんな作品を書いたのか思い浮かばない。ぐうぜん、行きしなに読んだ「週刊文春」のコラム、坪内祐三の「文庫本を狙え」で『弟 徳富蘆花』が取り上げられていた。ジャーナリストの兄、徳富蘇峰が天才ではあったが狷介な性格でつきあいづらかった弟、蘆花について愛情深く語った晩年の口述本とか。おもしろそうだ。帰宅後bk1で注文。
▲その蘆花の記念館、住居を見る。家の中を歩き回れるのは楽しい。
▲コンフェデレーションカップ決勝戦をテレビ観戦。日本敗れたり。フランス強いっ。


2001/06/09/Sat.
▲晴れ。
▲昼過ぎに起床。bk1へ。
文芸サイトの予約コーナー、新刊コーナー、ナビゲーターズ・チョイスなどを更新。
bk1文芸・小説サイトの新刊平台を更新。bk1人文サイトの原口さんに作ってもらった「NOW PRINTING」マークをはじめてつかってみる。いい感じ。
屋田さんにいろいろと教えてもらう。
▲映画『みんなのいえ』。『ラヂオの時間』より好きだ。映画監督としての腕がすごく上がっていると思った。八木アナ、いいですよ!
▲歌舞伎町「双子のりまき」。ソウルから建物ごと移送してきたようなチープな味わいが魅力の屋台料理屋。店名がミステリアス&キュートだが、インターネットで調べたらなんと神戸に同名の店が。←このホームページの作者のリポートにある「プルコギのりまき」は確かにメニューにあった(珍しいものではないけど)。と思ったら心斎橋にも。謎は深まるばかり。のりまきはむろん、キムチギョーザ、さらにはインスタントラーメン入りのファーストフード(?)もあり、感激。
▲「肉の花まさ」、ドンキホーテ経由で帰宅。
▲暗室。仮眠のつもりが朝に……。


2001/06/08/Fri.
▲くもり深夜ちょっと雨。
▲表参道のアートギャラリー「ロケット」にて金子亜矢子写真展「肝 CHIMU」のオープニングパーティを取材。狭いがタテ構造のユニークなギャラリーに、沖縄のカラープリントがところせましとひしめく。ダンボールの台紙にインクジェットプリントという組み合わせは、金子さんの発案。さすが元デザイナー。久しぶりに会った金子さんは南国ムード。写真展は同名タイトルの写真集と連動している。『肝 CHIMU 沖縄・コザの登川誠仁』(発行:マーブルトロン 発売:中央公論新社)がそれだ。登川誠仁は映画『ナヴィの恋』にも出演している沖縄島唄の歌手である。おすすめ。写真展の模様は近日中にbk1写真サイトで。
▲渋谷で沖縄料理。それから居酒屋。このへんまでは以前つとめていた会社関係の人たち。おもに人生と仕事の話。
▲その後、新宿ゴールデン街に単身移動。こちらは写真友だち。Oさんが最近引き伸ばし機その他暗室道具を揃えてプリントをはじめた。その「作品」など。P嬢と再会。名前は変わっても変わらぬハイテンション。


2001/06/07/Thu.
▲晴れのち雷雨。
▲新宿二丁目の「Photographer's Gallery」。今年2月に写真集『青い水』(ワイズ出版)を出版した元田敬三の写真展を見る。大きく伸ばしたモノクロ写真が狭いギャラリー内にびっしり。いつもながらパワフル。bk1文芸・小説サイトで連載ブックコラム『偏食』を書いてもらっている貞奴女史の写真も。若手写真家に興味のある方は、元田敬三の写真も収録されているコンピレーション『RUSH』(リトル・モア)がおすすめ。安いしね。
▲サッカー。日本が1対0で豪を下す。日刊スポーツで速報ゲット。
▲帰宅後就寝。
▲深夜に起床。近所の光州苑 別館でビビンパ、ジャガイモキムチなど。
bk1をいじる。
▲NHKのテレビドラマ『ある日、嵐のように』の最終回をビデオで。劇作家のマキノノゾミのオリジナル脚本。佐藤浩市、中井貴一、斎藤由貴、夏川結衣 というキャスティング。検事と経済詐欺事件というネタ。うまくマッチしている。秀作。
▲吉田司の『デジタル・パラノイア 電脳ニッポン興亡記』司馬遼太郎の『アメリカ素描』を思い起こす。コンピュータ論というより、アメリカ論、文化論として面白い。


2001/06/06/Wed.
▲雨のちくもり
bk1写真サイトの記事更新にトラブル。困った。
『最悪』がベストセラーになった奥田英朗の最初の長編小説『ウランバーナの森』(講談社文庫)読了。【アルカリ】に感想を。勢いがついて、CDNOWでビートルズの『リボルバー』を買う。繰り返し聴いていたのは図書館から借りたCDをテープに録音したもの。CDは持っていなかった。
▲新宿西口香苑。おおむね旨いが「いま話題」とかいう「フカヒレスープ チャーハン」はいただけない。チャーハンがスープに浸っているというのは邪道ではないか。
経営危機でいま話題の東京めたりっく通信でADSLに。早くて大感動。導入を考えている人は東京めたりっく通信非公式ユーザー掲示板が参考になるかも。
▲さっそくbk1文芸サイトをいじる。作業効率アップ(泣)。


2001/06/05/Tue.
▲くもりのち雨
bk1文芸・小説サイトのアクセス数がうなぎ登りらしい。リニューアル効果?
bk1写真サイトを更新。と思ったら、リンク切れ。ショック! たったいま修正したが、反映されるのは深夜。トホホ。
『最悪』がベストセラーになった奥田英朗の最初の長編小説『ウランバーナの森』(講談社文庫)はなんとジョン・レノンをモデルにした小説! なんとも奇妙な味わい。まだ手探りで半分ほど。
▲「季刊クラシックカメラ」次号特集会議ほぼ決定。
▲新大久保の定食屋でメンチカツ定食。タイムスリップしたみたいな店、料理。
ネパール王室射殺事件から目が離せない。
▲TBSの筑紫さんの番組に、『北朝鮮を知りすぎた医者』(草思社)の著者ノルベルト・フォラツェンが登場。北朝鮮の地方の医療体制がどうなっているか、フォラツェンが撮影したビデオ映像が紹介される。衝撃。このフォラツェン医師はドイツ緊急医師団「カップ・アナムーア」の一員で、昨年、政府から追放されるまで「名誉外国人」として最上級のパスポートを所持し、ふつうの外国人が足を踏み入れることが出来ない場所を見る機会を得た。その日々をつづったのが『北朝鮮を知りすぎた医者』(草思社)だという。『退屈な迷宮』(新潮文庫)などで推測されている北朝鮮の状況はまったくそのまま、むしろ悪化しているということか。南北の対話はむろん結構なことだが、北朝鮮があいかわらず報道機関をシャットアウトしつづけているのはやはりへんだ。


2001/06/04/Mon.
▲快晴。夏じゃん、もう!
▲「季刊クラシックカメラ」次号特集企画案に熱中
オリンパスプラザで修理に出したオリンパスOMをピックアップ。OM-1修理不可。ちょっとショック。
▲中原昌也『子猫が読む乱暴者日記 』読了。おもしれえ(笑)。
▲サッカー。コンフェデ杯。日本、ブラジルと引き分ける。後半、寝ちゃったよ。
▲起きて暗室。いまひとつ乗らず。ダウナーな一日だったな……。


2001/06/03/Sun.
▲快晴。
▲新宿銀座アスター。「常識ない」「普通じゃない」ことをあらためて思い知る。
▲花園神社で「さくらや祭り」。カメラ、フィルムを格安で。外国人の方々がまとめ買い。
▲白昼の歌舞伎町。南新宿のビジネスホテル街。新宿御苑、新宿二丁目を徘徊。撮影。
▲O津さんとカメラを見せびらかし合う。海老マヨはじめて食べ、ジャンクなおいしさにやや感動。
▲サッカー。コンフェデ杯。日本、カメルーンに快勝。何度見ても小野の坊主頭はいかがなものかと思う。
▲暗室。だんだん調子が出てくる。
文芸・小説サイトの「竹美まことの『古典派読書』」更新。
文芸サイトの「ヤスケンの『今週のおすすめ』」更新。
▲おやすみなさい。


2001/06/02/Sat.
▲くもり。
bk1文芸・小説サイトリニューアル。
文芸サイトの「注目の新刊」と「bk1ブックナビゲーターズチョイス」を更新。
アート・ヴィジュアルサイトの「bk1ブックナビゲーターズチョイス」更新
▲花村萬月『吉祥寺幸荘物語』読了。懐かしい気持ちに。
▲渋谷。映画『花様年華』。爆睡。大ショック。かなりヘコむ。


2001/06/01/Fri.
▲くもり。
▲再校戻し。『カウンセラーになろう!』巻末データの確認開始。
▲吉田司の『デジタル・パラノイア 電脳ニッポン興亡記』。電脳の門外漢がアメリカ取材。異文化コミュニケーションの最たるものと見ると面白い。
▲小川町オリンパスプラザ。行ったら営業時間終わってた……。淡路町の駅をあがったところにある新古書店ブックマーケットで、花村萬月『吉祥寺幸荘物語』を買う。定価1400円が800円。新品同様。
『日本焼肉物語』片手に、川崎コリアタウン。老舗「美星屋」と、韓国居酒屋「いなか」。寂れた地方都市の商店街レベルの「タウン」だが、安くて旨いのは確か。美星屋は昭和30年代風の懐かしい雰囲気。もみだれのうまさもさることながら、レバーがなかなか。「いなか」で食べた「山芋ステキ(ママ)」、海鮮チジミは絶品。


最新の日記
アルカリブログ

過去の日記
→2001年1月|2月|3月|4月|5月


TOPCINEMA INDEXBOOKS INDEXPROFILE

動画